つみたてNISAって名前は聞いた事あるけど、何だろう?オススメの金融機関も知りたいな。
今回はつみたてNISA歴3年を超えた僕がつみたてNISAのメリット、デメリットを徹底解説し、最後にはオススメの金融機関も紹介します。
つみたてNISA程、初心者も始めやすい制度は中々ない!この記事が見終わった頃にはやってみたいと思ってくれたら嬉しいな!
つみたてNISAって何?
つみたてNISAとは少額からの長期・積立・分散投資を支援する為に2018年からスタートした非課税制度です。
まずはこのつみたてNISAについて4つのポイントに分けて、説明します。
- 投資で得られた利益にかかる税金が非課税
- 毎年、新規の非課税投資枠は40万円が上限
- 非課税期間は20年間
- 投資可能期間は2042年まで
投資で得られた利益にかかる税金が非課税
つみたてNISAは一般NISAやジュニアNISAなどと同じく投資から得られる分配金や譲渡益が非課税になる制度です。
本来、投資の利益には約20%の税金がかかります。
つみたてNISAを使った場合はその利益にかかる税金がかからないのが最大のポイントと言えます。
例えば、投資で100万円の利益が出た場合に利益に対して約20%の税金がかかるので税金を20万円納めて、手元に残るのは80万円です。
しかし、つみたてNISAを利用した場合は100万円丸々手元に残る為、いかにお得な制度か分かると思います。
つみたてNISAを使うか使わないかで手元に残る金額は大きく変わりそうですね。
毎年、新規の非課税投資枠は40万円が上限
つみたてNISAではお得な非課税制度とはいえ、いくらでも投資できる訳ではありません。
年間でつみたてNISAで使える投資枠は40万円が上限と決まっています。
一般NISAの場合は年間120万円まで非課税投資枠が与えられていますから少ない事が分かりますね。
しかし、裏を返せば、初心者でも小さい金額で始めやすい制度だと取れると思います。
初心者でも小さく始められるのは良いですね。
非課税期間は20年間
非課税で運用できる期間は投資を開始してから20年間の間。
例えば、2022年に投資した分は2041年まで非課税で運用でき、2023年に投資した分は2042年まで非課税で運用できます。
さらに2042年に投資した分は2061年まで投資できる事からつみたてNISAは一度始めると長い付き合いになる制度なんですよね。
一般NISAは非課税期間が5年間なので、つみたてNISAがいかに長期運用を前提としているかが分かると思います。
ちなみに20年間の非課税期間を超えて、運用を継続できるのも自由度が高くて良いですね。
投資可能期間は2042年まで
現状のつみたてNISAの制度では投資ができるのは2042年までとなっています。
要するに2042年以降はつみたてNISAの制度を利用して投資できなくなるので、なるべく早く始めるべきという訳ですね。
ちなみに先ほど紹介した非課税期間と投資可能期間を混同する方が多いので要注意です。
もし、2022年からつみたてNISAを開始した場合は投資可能期間は21年間あります。
それは投資可能期間が2042年までだからです。
両者が混同している人はつみたてNISAは20年間で合計800万円しか投資できないと考えていますが、それは違います。
あくまで投資可能期間は2042年までなので2022年につみたてNISAを始めれば21年間で合計840万円投資できます。
そして、2022年に開始した分の非課税期間は20年間なので2041年まで非課税運用できます。
ややこしいですが、両者が混同しない様に気を付けましょう!
つみたてNISAの3つメリット
つみたてNISAは老後資金、教育資金、住宅購入資金と幅広い用途で使い道のある制度になっています。
そんなつみたてNISAのメリットは主に3つあります。
- 対象商品が金融庁に厳選された投資信託のみである
- 少額から投資できる
- 老後資金や教育資金など使用用途が幅広い
メリット①:対象商品が金融庁に厳選された投資信託のみ
下記の表はつみたてNISAで選べる投資信託の数と全ての投資信託の数を比較した表です。
投資信託 | つみたてNISA | |
---|---|---|
取扱本数 | 5,906本 | 216本 |
これだけ数ある投資信託の中から金融庁がつみたてNISAにそぐわない投資信託を省き、選んだ商品が216本なんです。
要するにどれを選んでも、大外れしないという事。
だからどの商品を選んだらいいかわからない初心者にもオススメができる制度なのです。
選べる商品が厳選されているってのは選ぶ手間が省けるのでありがたいね
メリット②:少額から投資できる
投資と言えば、大金がないとできないという様なイメージに囚われがちだけど、そんな事はない。
つみたてNISAなら最低100円から投資を始める事ができます。
投資するお金が捻出できないという方も流石に100円くらいであれば、用意できますよね。
少額からできるというのは投資初心者にとってもありがたいですよね。「投資は怖いものだ」そういう様なイメージがあっても流石に100円からなら投資してみても良いかもって思いませんか?
その様に少額から小さく投資を始められるという点においてつみたてNISAはこれ以上ない制度という訳です。
少額から小さく始めて、値動きに慣れてきたら投資金額を少しずつ上げてみよう!
メリット③:老後資金や教育資金など使用用途が幅広い
例えば、個人型確定拠出年金のiDeCoであれば、始めると60歳まで引き出しができなくなりますので老後資金以外の用途で活用する事ができないのです。
しかし、つみたてNISAであれば、資金の引き出し制限がありませんので、途中で引き出して教育資金に使うなんて事もできます。
この様に効率的な資産形成にも役立つ上に様々な用途で使える点もつみたてNISAのメリットの一つですね。
僕はつみたてNISAを教育資金に使いたいなと思って、運用しているよ〜!
つみたてNISAの3つのデメリット
なんかつみたてNISA最強すぎません?逆に怪しく感じてしまいます…
そうなんです!基本的には最強なんです。ただし、もちろんデメリットもありますよ!
次につみたてNISAのデメリットについて主に3つに分けて話していきたいと思います。
- 損をしても損益通算や繰越控除できない
- 元本は保証されていない
- すぐにお金持ちになる事はできない
デメリット①:損をしても損益通算や繰越控除できない
一般的に通常の投資では他の運用益と損失を相殺する損益通算や損失を年をまたいで繰越したりする繰越控除などの税制上の恩恵を受けられない様になっています。
要するにつみたてNISAは運用益が非課税になるけど、損益通算や繰越控除は使えないという点から利益を出さないと本当に意味のない制度に成り下がります。
ちなみにiDeCoであれば、掛金が所得控除の対象になるのでつみたてNISAの様に利益が出なければ、価値なしという訳ではないのです。
まあ、もちろんしっかり利益を出せれば良いんだけどね!
デメリット②:元本は保証されていない
これは一番覚えておかないといけない点。
銀行預金の様に元本保証ではなく、価格の変動により元本割れする可能性だってゼロではない。
でも、投資するなら当たり前の事。銀行預金では元本割れはしないかもしれないけど、増えはしない。
投資をすれば、元本割れリスクはあるけど、その分大きく増える可能性を秘めている。
大きなリターンを得るならそれ相応のリスクを負う必要がある。
とは言え、正しく運用できれば、元本割れする可能性は極めてゼロに近くなると個人的には思っています。
詳しい運用手法などは別の記事で紹介しますね。
リスクの先にリターンがある事を忘れないで!
デメリット③すぐにお金持ちになる事はできない
こんな事を思っている人には向いてない。
つみたてNISAは長期運用が前提となっている制度で1年後に2倍になる様な投資手法ではない事を忘れずに。
あくまで、20年くらいかけて、大きく増やしていく投資。どうしてもすぐにお金持ちになりたいと考えている人はもっと他の投資手法が向いてるかも。
まあ、個人的にはその様な考えでハイリスクな投資に手を出すと失敗する未来が見えるんだけどね。
すぐにお金持ちになる事はできないけど、何十年後かには高確率で小金持ちを目指せる投資だと思うな!
つみたてNISAにオススメの金融機関
最後につみたてNISAにオススメの金融機関を紹介します。
その金融機関はSBI証券です。
つみたてNISA口座の変更は1年に1回しかできませんので最初の金融機関選びは重要になってきます。
SBI証券は業界最大手のネット証券会社でSBI証券でしか扱っていないつみたてNISAの人気商品も取り扱っています。
もし、最初の金融機関選びで迷ってしまったら、SBI証券を選ぶと良いでしょう。
SBI証券の事を詳しく知りたい方はこちらの記事も参考に。
もし、僕がこれからつみたてNISAを始めるのならば間違いなくSBI証券を選びますね!
まとめ:つみたてNISAを活用して将来のお金の不安を取り除こう
つみたてNISAでの資産形成は老後資金や教育資金、住宅購入資金などあらゆるライフイベントに対応できる万能なものだと思います。
まだ始めてない人や気になってたけど、怖くて始められていないなんて人も本記事でつみたてNISAのメリット、デメリットを理解した上で、積極的に活用してみましょう。
僕が始めて良かったと思う制度No.1は間違いなくつみたてNISAかなと思いますね!